中橋メソッドFounder
才能開花フィジカリスト
中橋 治美 Harumi Nakahashi
メッセージ
<中橋メソッドをつくった理由>
身体を動かすことが好きな息子は、自閉スペクトラム症ADHD併存(注意欠陥・多動性障害)を抱えています。彼が3歳の時でした。ある運動教室での授業中に、「みんなのように並べなかった」、「話を聞けなかった」という理由だけで指導者に怒られる息子。その様子を見ていた私は、漠然とした違和感を覚えていました。その違和感は日に日に強く大きくなっていき、「このような旧態依然とした指導を受け続けていくと、子どもも保護者も自己肯定感がどんどん低下していく負のループに陥ってしまう…。なんとかしてこの現状を変えなければ!」と思うようになりました。
私はこれまで、柔道をはじめとして、数々のトップアスリートを間近で見てきましたが、選手たちは皆すべからく身体の使い方の自己分析が客観的にできており、「昨日できなかったことが、今日できるようになっていく」のです。これは一体なぜなのかと自問自答していた時でした。一流選手たちの身体の使い方の巧みさ・技を出すタイミングは天性のものと解釈されがちですが、様々な運動経験によって培われてきた基礎的な土台があってこそとも言えます。その土台を作っていく上で、最も大切な幼児期の過ごし方にそもそも根本的な違いがあるのではないか?そこに着目したことで、すべての原点となる幼児教育の大切さに改めて気付いたのです。
有名なスキャモンの成長曲線においても、生まれてからプレゴールデンエイジと言われる5歳ぐらいまでの間に、神経系統は約80%の成長を遂げ、その間に様々な運動経験をし、神経系の組織の発育を促すことがとても重要とされています。
中橋メソッドの特徴は、トップアスリートを導いてきた経験をもとに、人間が生きていく上で最重要な基礎が作られる幼児期のワーキングメモリを、運動+記憶力&思考力で楽しく刺激していきます。そして、子どもたち一人一人の気持ちにゆっくり寄り添いながら、「心・技・体・脳」をキーワードとして発達にアプローチし、否定語を使わずに、子どもたちが集団行動を取れるように楽しみながら誘導していくことで、子どもたちが苦手とする「並ぶこと」、「話を聞くこと」、「集中すること」を、命令や指示に頼ることなく、楽しく自然な形で習得できるようにサポートしてまいります。これは、簡単に楽しく子どもの苦手を克服していけるスーパーメソッドなのです。
目標を成長後の未来に定め、目先の行動に囚われず、その子の力を信じ、根気強くアプローチしていける、新時代の教育ツールであると自負しております。
<中橋メソッドの現在と未来>
現代は、「生きる力」がナチュラルに身に付く環境が大幅に減り、個人個人が意図的に身に付けていかなければならない社会になってきているとも言えます。
中橋メソッドでは幼少期に着目し、全ての根底となる「生きる力」を、運動能力や学力だけでなく、礼儀や生活習慣、コミュニケーションなども内包した「生きるスキル(技術)」として捉え、楽しく運動することで子どもたちのマインドクオリティを向上させ、人生を「豊かに、賢く、幸せに生きていく」ことに繋がる教育をモットーにしています。
現在は、首都圏の複数の幼児教育の現場において、正課・アフタースクールの位置付けとして、中橋メソッドを活用したフィジカルエデュケーション(体育・運動)の指導を行っています。これから、このようなフィジカルエデュケーションの導入を全国に拡げ、海外にも展開していきたいと考えています。同時に、中橋メソッドを指導できる人材の育成にも力を注ぎ、資格制度の導入によって質の高い指導者の拡充を図ることで、中橋メソッドの体験者を数多く世に送り出し、社会を活性化させていくことをミッションとしております。
プロフィール
出身地 | 香川県 |
生年月日 | 1973年8月16日 |
学歴 | 福岡大学卒 |
資格 | 柔道四段 |
特技 | 初対面の人でもすぐに仲良くなれる。 |
趣味 | 自分磨き |
主な戦績 | <61kg級の戦績> |
1990年 | 全国高等学校柔道選手権大会 2位 |
1991年 | 全日本女子柔道強化選手選考会(現 講道館杯) 3位 |
1993年 | 全日本学生柔道体重別選手権大会 2位 |
1994年 | 全日本選抜柔道体重別選手権大会 3位 |
1994年 | 全日本学生柔道体重別選手権大会 優勝 |
1994年 | 世界学生柔道選手権 個人戦 2位 団体戦 3位 |
1995年 | 全日本選抜柔道体重別選手権大会 3位 |
全日本学生柔道体重別選手権大会 3位 | |
アメリカ国際女子柔道選手権大会 3位 | |
1996年 | 全日本選抜柔道体重別選手権大会(アトランタオリンピック代表選考会)優勝 |
アジア柔道選手権大会 2位 | |
<57kg級の戦績> | |
1997年 | 全日本強化選手選考会(講道館杯)優勝 |
福岡国際女子柔道選手権大会 2位 | |
1998年 | オーストリア国際女子柔道選手権大会 3位 |
全日本選抜柔道体重別選手権大会 3位 | |
主な経歴 | 9歳の時に兄の影響で柔道を始める。 |
高松商業高等学校時代、全国大会にて上位の成績を収める。 | |
福岡大学に進学後、全国大会で優勝、世界大会でも上位の成績を収める。 | |
大学卒業後はダイコロに所属し、選抜体重別で優勝したが、アトランタオリンピック代表には選出されず、同大会3位で選出された恵本裕子選手がアトランタオリンピックに出場し、女子初の金メダリストとなった。 | |
その後、61kg級から57kg級に変更。 | |
2000年、現役を引退。 | |
2002年、トヨタ自動車の谷亮子選手の連勝記録が65で途切れたのをきっかけに、谷選手のトレーニングパートナーを務める。谷選手が、2004年のアテネオリンピックで2連覇を達成するまでパートナーを継続する。 | |
2010年、福岡ソフトバンクホークスの甲藤啓介選手のパーソナルトレーナーとなり指導する。 | |
2004年〜2007年、福岡ソフトバンクホークスの宮地克彦選手のパーソナルトレーナーとなり指導する。(2005年ベストナイン外野手部門にも選出、その後独立リーグ・富山サンダーバーズにて、現役引退までチームの礎となる。) | |
2012年~現在まで、九州旅客鉄道女子柔道部強化アドバイザーを務める。 | |
2013年、ロンドンオリンピック57kg級金メダリストの松本薫選手が所属する企業の柔道部監督に就任する。 | |
2015年、松本薫選手が移籍した企業へともに移り、同企業の柔道部監督に就任する。 | |
同年、それまでのトップアスリートの指導実績をもとに、「中橋メソッド」を考案する。 | |
2016年9月より、アオバジャパン・バイリンガルプリスクール全キャンパスのフィジカルエデュケーションディレクターに就任し、現在にいたる。 |
2014年に結婚後に出産、離婚を経て、現在はシングルマザーとして一人息子を育てながら、才能開花フィジカリストとして活動中。
トップアスリートへの指導実績
◆谷亮子選手
柔道選手
2002年〜2005年
トレーニングパートナー
◆松本薫選手
柔道選手
2013年〜2016年
所属実業団の監督として指導
◆宮地克彦選手
プロ野球選手/福岡ソフトバンクホークス・富山サンダーバーズ(独立リーグ)
2004年〜2007年
パーソナルトレーナー
◆甲藤啓介選手
プロ野球選手/福岡ソフトバンクホークス
2010年~2011年
パーソナルトレーナー